効果が期待できるマスクとは
山本光学 YAMAMOTO 7500 N95マスク 20枚入
一般的に効果が期待できるであろうと思われる3つのタイプのマスクは、不織布製のマスク、医療用Ｎ95マスク、そしてナノフィルタマスクということになります。そして、それぞれの透過性は、5ミクロン、0.3ミクロン、0.03ミクロンです。
一方、インフルエンザ感染者が、その咳やくしゃみで放出する飛沫微粒子の大きさはおよそ5ミクロン程度であり、空気感染や接触感染を引き起こす、乾燥した飛沫核の微粒子の大きさは2ミクロン程度となります。ただ、インフルエンザウィルスのほとんどのものは0.3ミクロン以下の微粒子なのです。
市販されているマスクの主流である不織布製のマスクは、5ミクロン以上の微粒子までは捉えることが出来ますから、インフルエンザ感染者が他の人に移さないようにするという目的においては、ある程度の効果はあると思われます。
しかしながら、すべての飛沫が5ミクロン以上というわけではありませんから、その効果はそれほど期待できるものでもありません。そして、直接の飛沫感染をかろうじて防げたとしても、飛沫核による感染には全く効果がありませんから、インフルエンザに対する効果はほとんどないといえるのです。
医療用Ｎ95マスクの場合は、飛沫感染は確実に阻止できることになりますが、ほぼすべてのインフルエンザウイルスが0.3ミクロン以下であるという事実から、これもまた効果がないということになります。
つまり、現状ではインフルエンザの予防が期待できるマスクは、ナノフィルタマスクだけということになります。